八百屋お七のお墓の前に変死体 (1987年)

1987年3月8日の朝,東京・文京区の円乗寺にある八百屋お七のお墓のところで男の変死体が発見された――というのが内田康夫センセの『追分殺人事件』で描かれている2番目の事件です。

ちなみに,最初の事件は軽井沢で起こっているので私の担当外です(笑)

八百屋お七についてはこのブログでも取り上げているので,次あたりをご参照下さい。

これが八百屋お七のお墓です。

拡大すると,

原作では次のところに死体があったようです。


一方,2004年に放送された女と愛とミステリー 信濃のコロンボ事件ファイル5「追分殺人事件」ではこのお堂の前あたりに死体があったことになっています。

作品では前日からこの日の未明にかけて雪が降っていたことになっていて,実際に東京では7日の午後から雪になりました。降雪の深さ合計は7日が3cm,8日が2cmとなっています。ドラマでは雪については一切触れられていません。

近くのおもなスポット

作品に登場するお七のお墓以外のスポットを見てみます。

本郷追分

御成街道と中山道の分岐点です。

高崎屋さん

八百屋お七のお墓のところで死んでいた男が前日の夜,酒を飲んだ店です。本郷追分にあります。

誠之小学校

小学校自体は出てきませんが,増田亞梨沙先生の勤務先です。

三叉路,丸岡邸はいずこに?

八百屋お七のお墓から100mほどのところにあるという話ですが……。

ドラマでは,三叉路は文京区白山1丁目137,丸岡邸は文京区白山1丁目113となっています。もちろん存在しない住所です。

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