台風4号に関する情報,記念すべき(?)100号です。
平成19年 台風第4号に関する情報 第100号
平成19年7月15日10時35分 気象庁予報部発表
(見出し)
台風第4号と梅雨前線の影響で、関東地方と東北地方の一部で激しい雨と
なっています。台風の東進に伴い今後は関東地方や東北地方で土砂災害や河
川のはん濫、暴風、高波などに警戒が必要です。また、関東地方や東海地方
ではこれまでに300ミリを超える大雨となっており、重大な土砂災害の発
生に厳重に警戒してください。
(本文)
[現況]
台風第4号は、15日9時には、浜松市の南南西約110キロの海上を1
時間におよそ35キロの速さで東北東へ進んでいます。
中心の気圧は975ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間
風速は45メートルで、中心の南東側280キロ以内と北西側90キロ以内
では、風速25メートル以上の暴風となっています。
[今後の予想]
台風第4号は、次第に勢力を落としながら本州の沿岸を東北東へ進み、1
5日夜には関東の東海上へ進む見込みです。
[防災事項]
<大雨>
台風は中心の東側に活発な雨雲を伴っており、関東地方では1時間に30
~50ミリの激しい雨となっているところがあります。関東地方では15日
昼過ぎまで激しい雨となるでしょう。
梅雨前線の活動が活発となっており、東北地方南部で激しい雨となってい
るところがあります。東北地方では16日朝のうちまで太平洋側を中心に激
しい雨が続き、大雨となるところがある見込みです。
16日12時までの24時間に予想される雨量は、多いところで
東北地方の太平洋側で250ミリ
東北地方の日本海側で150ミリ
関東地方で100ミリ
の見込みです。
土砂災害や低地の浸水、河川の急な増水、はん濫に厳重に警戒してくださ
い。
なお、東海地方や関東地方ではこれまでに300ミリを超える大雨となっ
ているところがあります。少しの雨でも重大な土砂災害が発生するおそれが
ありますので、厳重な警戒が必要です。
<暴風・高波>
台風はやや弱まりましたが、風速25メートル以上の暴風域を伴っており
、近畿地方と東海地方および伊豆諸島の一部が暴風域に入っています。台風
の東進により関東地方の南部でも昼過ぎから次第に暴風域に入る見込みです
。
また、台風の中心付近では、9メートルを超える猛烈なしけとなっていま
す。東日本の太平洋沿岸では15日夕方にかけて、猛烈なしけとなるところ
があるでしょう。引き続き、暴風、高波に厳重な警戒が必要です。
風の弱い地域でも台風の接近により急に風が強まることがありますので厳
重に警戒してください。
[補足事項]
今後の台風情報や地元気象台が発表する注意報、警報、気象情報などに留
意して下さい。
次の台風第4号に関する情報(総合情報)は、15日14時頃発表の予定
です。