梅雨明け取り消しと雷電ドロップ

今年の関東甲信地方の梅雨入りは6月14日に発表されましたが,15日以降しばらくは雨が降らず,次のように新聞に書かれたりしました。

関東地方で梅雨とは思えない天気が続いている。14日の「梅雨入り宣言」以来、雨が降ったのは宣言当日だけ。梅雨入りは例年8月ごろ、降水量などの観測データを分析して確定することになっている。苦情を訴える電話などが相次いで寄せられている気象庁は「結果的に見れば、予報が外れたと言わざるを得ない」と判断ミスを認め、修正は必至だ。51年以降最も梅雨入りが遅かったのは22日で、記録を更新する可能性も出てきた。(6月21日 毎日新聞)

この記事のとおり梅雨入りの時期が修正されるとしても9月になってからです。実際,6月14日の梅雨入りは今のところ修正されたり取り消されたりしていません。

ところが,かつては“その場”で,梅雨明けが取り消されたことがありました。1987年の今日,気象庁は前日発表した関東甲信地方の梅雨明けを取り消しました。ちなみに,前年の1986年にもいったん発表された近畿地方と東海地方の梅雨明けが取り消されました。

さて,もうひとつ今日に関係のあるお天気ネタを(笑)

サンダー杉山が伝家の宝刀雷電ドロップIWA世界ヘビー級のタイトルを初防衛したのは1970年の今日でした。

雷電ドロップはいわゆる必殺技であってもフィニッシュホールドではないため記録には残っていないのですが,61分3本勝負の試合で,雷電ドロップからの体固めで1本目を先取したようです。

2本目と3本目はお互いに反則で1本ずつ取り合い,2-1で防衛しました。

雷電ドロップといえば,2004年11月29日付東スポ

曙 仰天秘策 サンダー杉山の代名詞・雷電ドロップでホイスを潰す!!

という記事がありました。その12月31日のホイス戦,三角絞めから左腕へのリストロックであえなくギブアップ。秘策雷電ドロップは出せずじまいだったようです。

ついでに,雷電ドロップの話になるたびに調べようと思いつつ,いまだに実行していないテーマに“馬と雷との関係”があります。馬の名前にはどうして雷係が多いのか。

実際に多いといえるレベルかどうかはわかりませんが,少なくないことは確かです。白い稲妻=シービークロスのように雷系のニックネームをもつ馬もいます。

雷系の名前にはおもにライデン(=雷電),イナズマ(=稲妻。ちなみに“イナヅマ”は少ない),サンダー(=thunder)の3系統があります。カネヒキリのような別系統はそんなに多くはないと思います。

この中でライデンは,ライデンリーダーのようにワカオライデン一族であることが多いですが,ヤシマライデン(古すぎ?)のような独立系(?)もいます。

2系統にまたがる馬もいます。有名どころではイナズマライデン。競走成績はパッとしませんが(27戦2勝2着7回3着3回),競馬場から逃げ出してすぐ近くの川崎の風俗街を爆走し,一躍脚光を浴びました。