台風は沖縄には上陸しない

沖縄本島地方が台風4号の暴風域にはいるのも時間の問題という状況です。十分にお気をつけください。なんてとおりいっぺんのことばですがm(_ _)m

さて,台風がいくら沖縄に接近しても,台風が沖縄に上陸することはありません

それは,上陸とは「台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸に達した場合」と気象庁で定義しているからです。

一方で,「台風の中心が小さい島や小さい半島を横切って短時間で再び海上に出る場合」を通過といっています。沖縄などの場合はこちらが該当します。

まあ,個人で使う分にはどうでもいい話です。

スパスキー-フィッシャー戦第2局

1972年7月11日にはじまった,チャンピオンのスパスキーにフィッシャーが挑戦する世界選手権(24局マッチ)の第2局が,スパスキーの先勝を受けて7月13日に行なわれました。

図は,終局の盤面です。

20070712233412

なんと1手も指されていませんが,白番のフィッシャーが対局会場に現われなかったためです。スパスキーの不戦勝となりました。

これでポイントは2.0-0.0となり,スパスキーが圧倒的に有利になりました。ドローを重ねていけばいいし,2局負けることができる余裕があるからです。

早くも崖っぷちに追い込まれたフィッシャー――。16日に予定されている第3局にもあらわれないのではないか……と推測する向きもあったようです。

ハリケーンパーティー

日本で台風といえばごく一部ではコロッケ祭りが一般的になりつつありますが(ホントか?(爆)),米国にはハリケーンパーティーHurricane Partyの伝統があるそうです。ただし,現在も行なわれているかどうかは知りません。

名前の感じからするとなにやらあやしげなパーティーのようですが,もともとは気象情報も通信手段も未発達な20世紀のはじめごろ,不意打ちのハリケーンが近づいてきた地域の住民が,共同で防災活動をしたり,恐怖をお互いに慰めあったりするために急いで集まったのが起源のようです。

観測技術や予報技術,情報伝達手段の進歩などによって時間的な余裕ができ,また一方で防災のインフラがある程度整備されてくると,自主防災的な集まりだったハリケーンパーティーがドンチャン騒ぎ的な集まりに変わっていくのは当然の成り行きでしょう。なにしろ自分は安全な場所にいて(というあくまで思いこみですが),目の前では自然の一大スペクタクルが展開されるのですから,思いっきり楽しまないという法はありません。どこかの国のバカがつるんで高波見物に行くのとほとんど同じでしょう。こういうときに群れたがるのは本能的なものなのでしょうか。

そして1969年8月17日,カテゴリー5の史上最強クラスのハリケーンCamille (読みはカミーユ? それともカミール?)が近づいている海岸のアパートの3階では,20人がハリケーンパーティーを開いていました。ところが,25フィート(≒7.6m)に達する高潮によってアパートはあえなく倒壊,生存者は1名のみで,他の参加者は海の藻屑と消えました。今流にいえば,文句のつけどころのないDQNなパーティーでしょう。

ところで,ハリケーンパーティーとは違いますが,日本ではかつて水防活動を行なうときに酒樽を用意することがありました(宮村忠『水害――治水と水防の知恵』より)。対岸の堤防が切れたときに祝杯を挙げるためです。非情にも思えますが,自分の集落を守るのが精一杯だった時代にはいたしかたなかった面もあります。

これには次のようなバリエーションがあります。あらかじめ工作員を対岸に派遣しておいて,闇夜に乗じて「対岸が切れた」と叫び,酒樽を開けます。対岸の住民がつられて祝宴がはじまればこっちのもの,水防活動などほったらかしになり,やがて破堤,こっちは助かる……。ただし,工作員が見つかって殺されてしまうこともあったそうです。

台風4号に関する総合情報(07/13 22:35)

気象庁本日22時35分発表の台風4号に関する総合情報です。

平成19年 台風第4号に関する情報 第53号
平成19年7月13日22時35分 気象庁予報部発表
 
(見出し)
台風第4号は強い勢力を保ったまま、九州に近づいており、14日日中には
九州に接近し上陸するおそれがあります。西日本の太平洋側を中心に、大雨
、洪水、暴風、高波に厳重な警戒が必要です。
 
(本文)
[現況]
 大型で非常に強い台風第4号は、13日21時には奄美市の西の海上にあ
って、1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は9
45ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は
60メートルで、中心の南東側240キロ以内と北西側190キロ以内では
風速25メートル以上の暴風となっています。また、中心の南東側650キ
ロ以内と北西側430キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いて
います。
 
[今後の予想]
 台風第4号は強い勢力を保ったまま、九州に近づいており、14日日中に
は九州に接近し上陸するおそれがあります。
 
[防災事項]
<暴風・高波>
 沖縄本島地方から奄美地方までの広い範囲が風速25メートル以上の暴風
域に入っています。台風の北上に伴い、14日午前3時頃には九州南部地方
の種子島・屋久島地方が、明け方には薩摩・大隈地方が暴風域に入る見込み
です。
 南西諸島から九州の海上は、波の高さが6メートルを超える大しけとなっ
ており、14日は西日本の太平洋側で波の高さが9メートルを超える猛烈な
しけとなるでしょう。
 暴風、高波に厳重な警戒が必要です。
 
<大雨>
 九州南部地方では、12日0時から13日21時までの総雨量が400ミ
リに達しています。台風の接近に伴い雨量はさらに増えて、14日までの総
雨量は1000ミリを超える見込みです。重大な土砂災害等が起こるおそれ
があり、厳重な警戒が必要です。
 また、台風の周辺を回る暖かく湿った空気の流れ込みが強まって梅雨前線
の活動がさらに活発となるため、西日本の太平洋側を中心に広い範囲で大雨
となる見込みです。
 14日24時までの24時間に予想される雨量は、九州南部地方で800
ミリ、九州北部地方で600ミリ、四国地方の太平洋側と近畿地方南部で5
00ミリ、東海地方で300ミリ、四国地方の瀬戸内側で250ミリ、近畿
地方中部と甲信地方で200ミリの見込みです。
 台風は14日から15日にかけ、本州の南岸沿いに進む見込みで、西日本
と東日本の太平洋側を中心に、雨量がさらに増える見込みです。
 土砂災害や低地の浸水、河川の急な増水、はん濫に厳重な警戒が必要です

 
[補足事項]
 今後の台風情報や地元気象台が発表する注意報、警報、気象情報などに留
意して下さい。
 次の台風第4号に関する情報(総合情報)は、14日5時頃発表の予定で
す。

台風4号に関する総合情報(07/13 10:30)

本日10時30分気象庁発表の台風4号に関する総合情報です。

平成19年 台風第4号に関する情報 第39号
平成19年7月13日10時30分 気象庁予報部発表
(見出し)
台風第4号は広い暴風域を伴っています。このため現在、風速25メートル
以上の暴風域に入っている沖縄本島地方から奄美地方では長時間暴風が続く
ので警戒して下さい。
(本文)
[現況]
 大型で非常に強い台風第4号は、13日9時には那覇市の南西にあって、
1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は930ヘ
クトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メ
ートルで、中心の東側370キロ以内と西側190キロ以内では風速25メ
ートル以上の暴風となっています。また、中心の東側600キロ以内と西側
520キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
 九州南部では、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降っている所が
あります。
[今後の予想]
 台風は、大型で非常に強い勢力を保ちながら沖縄本島地方から奄美地方の
西を北上するでしょう。その後は進路を北東に変え、14日には九州に接近
する見込みです。
[防災事項]
<暴風・高波>
 大型の台風が接近しているため、沖縄本島地方から奄美地方まで広い範囲
が風速25メートル以上の暴風域に入っています。沖縄本島地方は14日の
午前3時頃まで、奄美地方では14日の午後にかけ暴風が続くでしょう。
 南西諸島から九州の海上は、13日から14日にかけ波の高さが6メート
ルを超える大しけとなり、台風に近い沖縄本島地方や奄美地方では波の高さ
が9メートルを超える猛烈なしけとなるでしょう。
 暴風、高波に厳重に警戒して下さい。
<大雨>
 13日から14日にかけ、沖縄本島地方や奄美地方では台風にともなう発
達した雨雲により大雨となるおそれがあります。また、台風の外側の暖かい
湿った空気が流れ込んで梅雨前線の活動が活発となっているため、九州南部
地方では13日10時までの24時間雨量が300ミリを超えています。
 今後は南西諸島、西日本の太平洋側を中心に広い範囲で大雨となるでしょ
う。
 14日12時までの24時間に予想される雨量は、九州南部地方、九州北
部地方で500ミリ、沖縄地方、四国地方太平洋側で350ミリ、近畿地方
南部で300ミリ、東海地方で220ミリ、伊豆諸島で180ミリの見込み
です。
 雨は西日本の太平洋側を中心にその後も降り続き、雨量がさらに増える見
込みです。
 土砂災害や低地の浸水、河川の急な増水、はん濫に厳重な警戒が必要です
。
<高潮>
 沖縄地方では、13日夜にかけ高潮の発生するおそれがありますので警戒
してください。
[補足事項]
 今後の台風情報や地元気象台が発表する注意報、警報、気象情報などに留
意して下さい。
 次の台風第4号に関する情報(総合情報)は、13日17時頃発表の予定
です。

どうやら日本列島の南岸をなめるように進む見込みです。

トノ,コトシノナツハタイフウデゴサイマスル

かつて「信長の野望」というシミュレーションゲームコーエーから出ていました。「戦国群雄伝」まではおぼえていますが(σ(^^;)は戦国群雄伝のBGMが好きでした),最近もこのシリーズは続いているのでしょうか。

さて,歴代の「信長の野望」には台風が出てきました。

初代の「信長の野望」では夏のターンに台風が来襲することがあり,このときは家臣(でしょうね,たぶん)が「トノ,コトシノナツハタイフウデゴサイマスル」(実際には半角カナ)と報告してきます。領地に被害があると,警告のBeep音(死語か)とともに「リョウチニヒガイガ…」(実際には半角カナ)と表示されました。

治水工事も何にもできず,ひたすら被害がないように天に祈るしかありませんでした。民忠誠度が高いと被害が少なかったかもしれません。まあ,気に入らないときはリセットをかければ済む話でしたが(笑) これぞ,殺してしまえホトトギス?!

台風4号に関する総合情報(07/13 16:30)

気象庁本日16時30分発表の台風4号に関する総合情報です。

平成19年 台風第4号に関する情報 第46号
平成19年7月13日16時30分 気象庁予報部発表
 
(見出し)
台風第4号の接近に伴い、西日本の太平洋側を中心に大雨となり、九州南部
地方では13日から14日にかけての総雨量が1000ミリを超えて大きな
災害が発生するおそれがあります。
 
(本文)
[現況]
 大型で非常に強い台風第4号は、13日15時には与論島の西北西の海上
にあって、1時間におよそ25キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧
は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風
速は65メートルで、中心の南東側350キロ以内と北西側190キロ以内
では風速25メートル以上の暴風となっています。また、中心の南東側65
0キロ以内と北西側430キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹
いています。
 
[今後の予想]
 台風は、大型で非常に強い勢力を保ちながら奄美大島の西海上を北上する
でしょう。その後は進路を北東に変え、14日には九州に接近し上陸するお
それがあります。
 
[防災事項]
<暴風・高波>
 沖縄本島地方から奄美地方まで広い範囲が風速25メートル以上の暴風域
に入っています。台風の北上に伴い、14日の明け方には九州南部地方が暴
風域に入る見込みです。
 南西諸島から九州の海上は、波の高さが6メートルを超える大しけとなっ
ており、14日は西日本の太平洋側で波の高さが9メートルを超える猛烈な
しけとなるでしょう。
 暴風、高波に厳重に警戒して下さい。
 
<大雨>
 九州南部地方では、13日15時までの24時間雨量が400ミリに近く
なっています。台風の接近に伴い雨量はさらに増えて、13日と14日を合
計した雨量が1000ミリを超える見込みです。土砂災害等の大きな災害の
発生に厳重な警戒が必要です。
 また、台風の周辺を回る暖かく湿った空気の流れ込みが強まって梅雨前線
の活動がさらに活発となるため、西日本の太平洋側を中心に広い範囲で大雨
となる見込みです。
 14日18時までの24時間に予想される雨量は、九州南部地方で800
ミリ、九州北部地方で600ミリ、四国地方の太平洋側と近畿地方南部で4
50ミリ、沖縄地方と東海地方で250ミリ、四国地方の瀬戸内側で200
ミリの見込みです。
 台風は14日から15日にかけ、本州の南岸沿いに進む見込みで、西日本
と東日本の太平洋側を中心に、雨量がさらに増える見込みです。
 土砂災害や低地の浸水、河川の急な増水、はん濫に厳重な警戒が必要です
。
 
[補足事項]
 今後の台風情報や地元気象台が発表する注意報、警報、気象情報などに留
意して下さい。
 次の台風第4号に関する情報(総合情報)は、13日23時頃発表の予定
です。