九州北部と四国で梅雨明け発表

今日の11時,九州北部地方と四国地方の梅雨明けが発表されました。

梅雨の時期に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第2号
平成19年7月23日11時00分 福岡管区気象台発表
(見出し)
 九州北部地方(山口県を含む)は、梅雨明けしたとみられます。
(本文)
 九州北部地方(山口県を含む)は、梅雨前線の影響は弱まり、高気圧に覆
われて晴れています。向こう一週間も、湿った空気の影響で曇る日はありま
すが、高気圧に覆われて晴れる日が多い見込みです。
 このため、九州北部地方(山口県を含む)は7月23日ごろ梅雨明けした
とみられます。 
梅雨の時期に関する四国地方気象情報 第2号
平成19年7月23日11時00分 高松地方気象台発表
(見出し)  
 四国地方は、梅雨明けしたとみられます。
(本文)
 四国地方は高気圧に覆われて各地とも概ね晴れています。
 向こう1週間は、湿った空気の影響で雲が広がりやすい日がありますが、
高気圧に覆われて晴れる日が多い見込みです。
 このため、四国地方は7月23日ごろ梅雨明けしたとみられます。

『長崎殺人事件』と長崎豪雨

AD1982/07/23 夕方から深夜にかけて長崎県を中心に記録的な集中豪雨。長与で20時までの1時間に187mm/h(日本における1時間雨量の極値)。死者不明299人,全壊家屋約1500棟,床上浸水約18000棟。重要文化財の眼鏡橋も一部崩壊

この長崎豪雨についてはググれば解説サイトがいくつも見つかりますので,ここでは述べません。

ネタバレになりかねないので詳しくは書きませんが,内田康夫センセの『長崎殺人事件』は長崎豪雨がバックボーンになっています。センセが長崎を取材に訪れたのは大水害からまだ3,4年のころだったそうで,爪痕がまだ生々しく残っていたそうです。

『長崎殺人事件』は1回だけドラマ化されました。2004年4月12日に放送された月曜ミステリー劇場「長崎殺人事件・黙秘する殺人容疑の父…鍵は島原の女!?凶器の指紋が暴く30年前の悲劇」。

長崎豪雨がどのように描かれるのか注目していたのですが,なんと原作の“5年前の水害”をそのまま使ったため,1999年に長崎県で大規模な水害が起こったという,架空の災害のデッチ上げになっていました。

このような例は他にもあります。

2005年12月26日に放送された月曜ミステリー劇場「平家伝説殺人事件…平家の怨念が最後の清流・四万十川を血で染める!?愛に飢えた女の孤独と哀しい運命」。

原作ではプロローグに伊勢湾台風が描かれており,これが伏線になっていくわけです。ところがこのドラマでは肝腎の伊勢湾台風が脇に引っ込み,“沢村光彦”は現地にも行かず,名古屋新聞(?)の見出しとして

巨大台風18号 明日にも上陸か
死者は52人に
伊勢湾台風以来の被害に

のように出てくるだけで,台風18号という架空の台風のデッチ上げになっています。

一方,1999年7月2日に放送された金曜エンタテイメント「平家伝説殺人事件…落人の子孫は,村から出ると不幸に!八百年前の恨みが今,蘇る! 故郷も年齢も同じ二人の男が死亡した。密室に秘められたトリック!! おごれる者は久しからず…落人伝説の地によみがえる死者の怨念!! 2年前のフェリーの同乗者を襲う魔物の影」では(どうでもいいけど,サブタイトル長すぎ),1999年が伊勢湾台風からちょうど40年目ということもあり,“榎木光彦”が現地の慰霊碑などを訪れています。

こう見てくると,“沢村光彦”のいい加減さが目立ちます。

挙げ句の果てに,“沢村光彦”には致命的なドラマがありました。2006年9月25日放送月曜ゴールデン「佐用姫伝説殺人事件……悲劇を招く遊女の幻?叶わぬ愛を貫く女の涙が佐賀・唐津の海に消えてゆく…」。

売春防止法が全面施行されたのは1958年ですから,呼子に遊郭があったのはそれ以前ということになり,成沢久子さんは50歳以上ということになるんですけど……?!

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中国地方も梅雨明け発表

本日13時30分,中国地方の梅雨明けが発表されました。

梅雨の時期に関する中国地方気象情報 第2号
平成19年7月23日13時30分 広島地方気象台発表
(見出し)
 中国地方は、梅雨明けしたとみられます。
(本文)
 中国地方は、梅雨前線の影響は弱まり、高気圧に覆われて晴れています。
向こう一週間は、湿った気流の影響で曇る日がありますが、高気圧に覆われ
て晴れる日が多い見込みです。
 このため、中国地方は7月23日ごろに梅雨明けしたとみられます。

今年もはじまった夏休み子ども科学電話相談

NHKラジオ第1で今日から夏の定番夏休み子ども科学電話相談がはじまりました。今年で24年目になるそうです。私が聞くようになってからでも10数年くらいになります。聞くといっても,時間帯からいってゆっくり聞くことはあまりないですが。

質問に対する回答よりも,回答者どうしの会話のほうがおもしろかったりします。あと,回答者の肩書きがけっこう変わっているのもなかなか興味深いです。

たんにラジオに出たいだけのようなためにする質問もけっこう多いですね。

さて,ここ5年間の回答者の出演(予定)回数を調べてみました。中止などもあったので,必ずしも実際に出演したということではありません。

回答者 2003 2004 2005 2006 2007 分野
杉浦 5 4 5 魚・動物
川口 14 8 7 6 10 魚・動物
石田 4 2 魚・動物
小菅 3 5 6 6 魚・動物
勝俣 4 3 3 魚・動物
林  4 魚・動物
矢島 15 12 10 11 7 昆虫
高家 3 10 10 9 10 昆虫
国司 8 10 9 6 4 天文・宇宙
永田 7 9 8 6 6 天文・宇宙
藤田 9 9 11 10 7 植物
塚本 4 植物
田中 7 植物
松田 4 5 5 5 3 野鳥
藤本 4 6 5 5 4 野鳥
伊藤 8 11 8 6 5 科学
高柳 7 9 7 6 5 科学
米村 1 科学
篠原 4 7 心と体
湯浅 3 心と体
山本 4 心と体
滝川 2 自由研究

分野ごとに整理してみると,次のようになります。

分野別 2003 2004 2005 2006 2007 傾向
魚・動物 18 18 20 20 23
昆虫 18 22 20 20 17
天文・宇宙 15 19 17 12 10
植物 9 9 11 14 14
野鳥 8 11 10 10 7
科学 15 20 15 12 10
心と体 7 11
自由研究 2

「天文・宇宙」,「科学」の減少傾向が顕著ですが,この分野では例えば「本に××と書いてあったのですが,本当ですか」などのためにする質問や,「夕焼けはどうして赤いんですか」などという毎年同じような質問も多いですし,また回答が難しいことも多いので,ある意味で必然のなりゆきですね。

「自由研究」というのは正確には「今から間に合う自由研究」です。1年で終わっていますが,分野にも無理があったし,なによりも回答者がアレでしたし……。