台風4号に関する総合情報

気象庁から台風4号に関する情報(総合情報)が発表されました。

平成19年 台風第4号に関する情報 第20号
平成19年7月12日16時20分 気象庁予報部発表
(見出し)
 大型で非常に強い台風第4号は、13日の日中には沖縄本島地方にかなり
接近する見込みです。沖縄本島地方では12日夜遅く、奄美地方でも13日
明け方には風速25メートル以上の暴風域に入り、海上は猛烈にしけるでし
ょう。暴風や高波に厳重に警戒して下さい。
(本文)
[現況]
 大型で非常に強い台風第4号は、12日15時には那覇市の南にあって、
1時間におよそ25キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は93
0ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は7
0メートルで、中心の北東側260キロ以内と南西側220キロ以内では
風速25メートル以上の暴風となっています。また、中心の東側650キロ
以内と西側520キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いていま
す。
[今後の予想]
 台風は、大型で非常に強い勢力を保ちながら、沖縄本島地方から奄美地方
の近海を北上し、その後は進路を東寄りに変え、14日には西日本に接近す
るおそれがあります。
[防災事項]
<暴風・高波>
 台風の接近に伴い南西諸島では風が強まり、沖縄本島地方や宮古島地方で
は12日夜遅くから、奄美地方では13日明け方から、風速25メートル以
上の暴風域に入る見込みです。
 また、南西諸島から九州にかけての海上は、13日には波の高さが6メー
トルを超える大しけとなり、台風に近い沖縄本島地方や奄美地方では波の高
さが9メートルを超える猛烈なしけとなるでしょう。
 暴風、高波に厳重に警戒して下さい。
<大雨>
 13日は、沖縄本島地方や奄美地方では台風を取り巻く発達した雨雲によ
り大雨となるおそれがあります。また、台風の外側の温かい湿った空気が流
れ込むため梅雨前線の活動が活発となり、13日は西日本の太平洋側を中心
とし
て大雨となるおそれがあります。
 13日18時までの24時間に予想される雨量は、沖縄地方と九州南部地
方で250ミリ、近畿地方南部、四国地方太平洋側、九州北部地方で150
ミリの見込みです。
 雨は西日本の太平洋側を中心としてその後も降り続き、雨量がかなり増え
る見込みです。
 土砂災害や低地の浸水、河川の増水、はん濫に厳重な警戒が必要です。
 
[補足事項]
 今後の台風情報や地元気象台が発表する注意報、警報、気象情報などに留
意して下さい。
 次の台風第4号に関する情報(総合情報)は、12日23時頃発表の予定
です。

どうでもいいですが,気象庁では“台風第4号”のように台風の番号に“第”という冠数詞をつけています。ところが,通常は気象庁推奨の用語しか使わないマスコミが,なぜか“第”をつけません。どうしてなんでしょう? あるいは,“第”をつけているマスコミも存在するのでしょうか?