さっきの地震

気象庁 4日22時23分発表
発生日時:
 6月4日22時12分
震源:
 山形県村山地方
 北緯38.5度
 東経140.2度
 深さ10km
規模:
 M4.5
各地域の震度
 震度3
  山形県最上
  山形県村山
 震度2
  山形県庄内
 震度1
  宮城県北部
  宮城県南部
  宮城県中部
  山形県置賜
  新潟県下越
各市町村の震度
 震度3
  大蔵村
  寒河江市
  村山市
  中山町
  河北町
  西川町
  尾花沢市
 震度2
  鶴岡市
  三川町
  庄内町
  舟形町
  鮭川村
  戸沢村
  上山市
  天童市
  東根市
  山辺町
  大江町
  大石田町
 震度1
  宮城加美町
  色麻町
  栗原市
  登米市
  宮城美里町
  大崎市
  名取市
  岩沼市
  蔵王町
  大河原町
  宮城川崎町
  仙台青葉区
  石巻市
  大衡村
  酒田市
  新庄市
  最上町
  山形朝日町
  白鷹町
  村上市
  新潟中央区
この地震による津波の心配はありません。
震度を訂正する。

台風が女性名から番号に

AD1953/06/04 中央気象台,台風の名前を英語圏外国人女性名から発生順位番号に変更

敗戦後それまではカスリーン,アイオン,キティ,ジェーン,ルースなどの名前の台風が新聞紙上を賑わせていましたが(ただし,カタカナは統一されていたわけではないので,キャスリーン,キッティなどと表わされることもあった),これ以降,“台風××号”一色に染まることになります。

同時に,それまで“弱い熱帯低気圧”,“熱帯性低気圧”,“台風”の3段階だった熱帯低気圧のクラス分けが,“弱い熱帯低気圧”と“台風”の2段階に変更されました。

ちなみに,現在では“弱い熱帯低気圧”は“熱帯低気圧”に変更になり,たんに熱帯低気圧というとき,一般的な熱帯低気圧のことなのか,以前の“弱い熱帯低気圧”のことなのか,まぎらわしくなっています。σ(^^)などは以前の“弱い熱帯低気圧”を“ただの熱帯低気圧”とか“ノーブランドの熱帯低気圧”とかいっています。σ(^^)など公人でもなんでもないので,何とよぼうとσ(^^)の勝手ですが(笑)

さて,番号台風の第1号となったのは1953年の2号でした。1号でなかったのは,1号は2月にすでに発生していたからです。

1953年台風2号Judy

この台風は5月29日09時に“弱い熱帯低気圧”として発生,同日15時に台風になりました(名称変更前なので,この当時はまだ2号ではなかった。ちなみに女性名はJUDY)。その後,ルソン島に上陸,先島諸島付近を通って東シナ海に進み,6月7日09時過ぎ八代湾から九州の北西部に上陸しました。1953年6月7日付読売新聞夕刊の見出しから:

「台風第二号」熊本上陸 熱低に衰弱して東進
死者十名 山陽地方被害甚大
五名が圧死 門司で崖崩れ 筑肥線不通

この台風で,死・不明53,負傷53,家屋全壊98,同半壊103,流失98,浸水27850などの被害が出ました。

ここで上の見出しの「台風第二号」に注目。気象庁では現在でも例えば「台風第5号に関する情報」のように“台風第××号”と必ず“第”をつけていますが,マスコミではNHKを筆頭に“第”をつけていません。でも,1953年当時はこのように少なくとも新聞では“第”をつけていたのです。次第に“第”をつけなくなり,この年の9月には台風××号が定着するようになります。理由はわかりません。

女性名は日本国内では使われなくなりましたが,米国では使われ続けていて,気象庁も海外に台風情報を発信するときはこの女性名も記載していました。

ところが,台風とは比べものにならない異次元(ヤプールか(笑))の恐ろしさを持つ女性団体の圧力で,1979年の台風3号から男女名が交互に使われるようになりました。その後,2000年からはわけのわからないアジア名が使われるようになって現在に至っています。