雷さまに弱い中央線?

東京のJR三鷹駅で信号トラブル、夜のダイヤ乱れる : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 9日午後6時50分ごろ、JR三鷹駅(東京都三鷹市)で、落雷が原因と見られる信号トラブルが起き、中央線快速が東京―高尾駅間で、中央・総武線普通が中野―三鷹駅間で、それぞれ上下線の運転を見合わせた。

 快速は同7時36分、普通は同10時54分ごろ、運転を再開した。

またもややってくれましたね(-_-;)>中央線&JR東日本

JR中央線がとくに雷に弱いのかどうか知りませんが(他の路線と比較してもしょうがないので),以前(?)中央線沿線に住んでいただけに,ついつい注目してしまいます。いくらなんでも人身事故ほど多いわけではないでしょうけれど。

近年の記事をざっとさがしてみると……:

午前7時3分ごろ、JR中央線の新宿変電所と山梨県の酒折変電所間の変電所に落雷し、同区間が数分間、停電した。中央線は東京―甲府間が上下線で同24分まで運転を一時見合わせ、特急「スーパーあずさ1号」が15分遅れるなど、上下線18本のダイヤが乱れ、9300人に影響が出た。 (2000年9月16日毎日新聞)

15日午後1時33分ごろ、JR中央線で落雷による信号トラブルがあり、同線は東京―高尾駅間の上下線で一時運転を見合わせていたが、午後2時4分ごろ、東京―三鷹駅間で運転を再開した。三鷹―高尾駅間は倒木があるとの情報があり、確認作業による運転見合わせが続いていたが、午後2時44分ごろ運転を再開した。(2006年07月15日朝日新聞)


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全般気象情報 第3号

本日15時50分,気象庁から大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第3号が発表されました。今のところこのシリーズでは最後の全般気象情報の予定です。

大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第3号
平成20年6月9日15時50分 気象庁予報部発表
(見出し)
 上空の強い寒気の影響で、東日本と近畿地方を中心に大気の状態が非常に
不安定となっています。9日夜遅くにかけて、1時間に50ミリを超える非
常に激しい雨や、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに警戒、注意して
下さい。
(本文)
〔気圧配置の予想〕
 本州の上空およそ5500メートル付近には、氷点下15度の強い寒気が
流れ込んでいます。この強い寒気は9日夜に関東地方付近を通過する見込み
です。
〔防災上の注意事項〕
 上空の強い寒気により、東日本と近畿地方を中心に、大気の状態が非常に
不安定となっています。近畿地方では9日夕方にかけて、東日本では9日夜
遅くにかけて、1時間に50ミリを超える非常に激しい雨の降る所があり、
落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうが発生しやすい状態となるでしょう
。
 土砂災害や低い土地の浸水、河川の急な増水などに警戒して下さい。
 交通機関等は落雷や竜巻などの激しい突風などに注意して下さい。
 農作物や農業施設の管理等に注意して下さい。
〔補足事項〕
 地元気象台の発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
 これで「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」を終了します。

全般気象情報 第2号

本日04時50分,気象庁から大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第2号が発表されています。

大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第2号
平成20年6月9日04時50分 気象庁予報部発表
(見出し)
 上空の強い寒気の影響で、西日本と東日本を中心に広い範囲で、今夜にか
け大気の状態が非常に不安定となるでしょう。短時間の激しい雨や、落雷、
竜巻などの激しい突風、降ひょうに警戒、注意して下さい。
(本文)
〔気圧配置の予想〕
 朝鮮半島の東には上空およそ5500メートルで氷点下15度の強い寒気
があって東南東へ進んでいます。この強い寒気は9日夜には関東地方付近に
進む見込みです。
〔防災上の注意事項〕
 上空に強い寒気が入るため、西日本ではこれから、東日本では9日昼過ぎ
から、今夜にかけて広い範囲で大気の状態が非常に不安定となり、落雷や竜
巻などの激しい突風、降ひょうのおそれがあります。東日本や近畿地方では
1時間に30ミリから50ミリの激しい雨の降る所があるでしょう。
 土砂災害や、低い土地の浸水などに警戒して下さい。
 交通機関等は落雷や竜巻などの激しい突風などに注意して下さい。
 農作物や農業施設の管理等に注意して下さい。
〔補足事項〕
 地元気象台の発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
 この情報は「雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報」を引き継ぐも
のです。
 次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は、9日17時頃に発表
の予定です。

熊ノ平の母子像

AD1950/06/09 前日国鉄信越本線熊ノ平駅構内のトンネルで起こった土砂崩れの夜を徹しての復旧作業中,崩壊箇所の上方から再び土砂崩れが起こり,作業員が生き埋めになる。また官舎や宿舎を直撃。合わせて50人死亡,重軽傷21人

この災害については,宮沢清治『近・現代 日本気象災害史』(イカロス出版)に詳しいです。

同書にも書かれているように,熊ノ平駅には犠牲者を悼んで建立された「母子像」がありますが,信越本線横川~軽井沢間廃線によって熊ノ平駅が廃止されたのに伴い,現在は立入禁止になっているそうです。