全般気象情報 第3号

九州地方では今後もさらに大雨が続きます。

大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第3号
平成20年6月11日16時00分 気象庁予報部発表
(見出し)
 梅雨前線の活動が活発で九州地方では雷を伴って非常に激しい雨が降って
います。今後もさらに大雨が続きますので土砂災害に厳重に警戒して下さい
。また、河川の増水や氾濫、低地への浸水、落雷、竜巻などの激しい突風に
も注意・警戒が必要です。
(本文)
[梅雨前線の予想]
 梅雨前線が九州に停滞し活動が活発となっています。梅雨前線は今後ゆっ
くり南下し、12日明け方にかけて活動の活発な状態が続く見込みです。
[防災事項]
 九州北部地方では11日夜遅くにかけて、九州南部では12日明け方にか
けて、雷を伴い1時間に50から80ミリの非常に激しい雨が降り、大雨と
なるでしょう。これまでに降った大雨で土砂災害が発生しやすい状態となっ
ており、今後もさらに大雨が続くため、土砂災害に厳重に警戒して下さい。
また、河川の増水や氾濫、低地の浸水などにも警戒が必要です。
 12日18時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、
  九州北部地方    120ミリ
  九州南部      200ミリ
 の見込みです。
 10日0時の降り始めからの総雨量は
  九州北部地方    350ミリ
  九州南部      300ミリ  
 に達するでしょう。
 また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
[補足事項]
 地元気象台の発表する警報や注意報、気象情報に留意して下さい。
 次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は、12日5時頃に発表
する予定です。


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中国地方も梅雨入り

本日10時00分,広島地方気象台より中国地方の梅雨入りの発表がありました。

梅雨の時期に関する中国地方気象情報 第1号
平成20年6月11日10時00分 広島地方気象台発表
(見出し)
 中国地方は梅雨入りしたとみられます。
(本文)
 中国地方は、前線の影響で曇りや薄曇りの天気となっています。
 向こう一週間は、晴れる日もありますが、前線や低気圧の影響で曇る日が
多い見込みです。
 このため、中国地方は6月11日ごろに梅雨入りしたとみられます。
(参考事項)
1.平年の梅雨入り:6月6日ごろ
2.昨年の梅雨入り:6月14日ごろ
(注意事項)
・梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わ
り」の期間があります。
・梅雨の時期に関する気象情報は現在までの天候経過と1週間先までの見通
しをもとに発表する情報です。後日、春から夏にかけての実際の天候経過を
考慮した検討を行い、その結果、本情報で発表した期日が変更となる場合が
あります。


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全般気象情報 第2号

九州地方では12日夕方にかけて,雷を伴って非常に激しい雨が降り,大雨となる恐れがあります。

大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第2号
平成20年6月11日04時30分 気象庁予報部発表
(見出し)
 梅雨前線の活動が活発となっているため、九州地方では、12日夕方にか
けて、雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土
砂災害や低地の浸水、河川の急な増水やはん濫に警戒して下さい。また、落
雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
(本文)
[梅雨前線の予想]
 梅雨前線が九州に停滞し、活動が活発となっています。11日夜から12
日朝にかけては、梅雨前線上の低気圧が九州を通過し、低気圧通過後は、梅
雨前線はゆっくり南下するでしょう。12日夕方にかけて、前線への暖かく
湿った空気の流れ込みが強く、前線の活動は活発な状態が続く見込みです。
[防災事項]
 九州地方では、12日夕方にかけて、雷を伴い1時間に50ミリ前後の非
常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
 土砂災害や低地の浸水、河川の急な増水やはん濫に警戒して下さい。また
、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
 12日6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、
  九州北部地方    200ミリ
  九州南部      250ミリ
の見込みです。
 九州南部では、その後も雨量がさらに増える見込みです。
[補足事項]
 地元気象台の発表する警報や注意報、気象情報に留意して下さい。
 次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は、11日17時頃に発
表する予定です。


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まぼろしのワールドカップ台風上陸

W杯サッカー日本開催さなかの2002年6月11日12時05分,気象庁から次のような台風情報が発表されました。

平成14年 台風第4号に関する情報 第60号
 平成14年6月11日12時05分 気象庁予報部発表
(見出し)
台風第4号の中心は、11日12時前に、高知県東部(安芸市付近)に上陸
しました。
(本文)
なし。

6月11日の京都新聞のサイトから――:

台風4号高知に上陸 W杯に水差さないで

 台風4号は十一日正午前、高知県東部の安芸市付近に上陸した。今年の台風上陸は初めて。台風は勢力を弱めながら紀伊半島方面に進んでおり、午後に熱帯低気圧に変わる見通しだが、四国から東海にかけて大雨の恐れがあり、気象庁は警戒を呼び掛けている。

・・・(中略)・・・

▽台風接近に備え避難所確保

 十一日夜、カメルーン-ドイツ戦が行われる静岡県に台風4号の接近が予想されることから、同県やW杯日本組織委員会(JAWOC)などは十一日、避難所の確保など準備を始めた。

 同県は、新幹線が運転停止した場合、スタジアム近くの袋井市の三つの体育館に分散して避難させることを決め、同市に協力を要請した。

 JAWOC静岡県支部は、強風に備えてスタジアム周辺に設営したテントや看板を撤去。試合終了前後にJRが不通になった場合は、復旧するまでの間、観客にスタジアム内にとどまってもらうことも検討している。

 JAWOCは、強風で物が飛んだり、雷が激しくなったりした場合は、試合の中断もあり得るとしている。試合は同日午後八時半から始まり、午後十時半ごろ終了する見込み。

ところが,この台風について7月2日,W杯の終了を待っていたかのように(?),気象庁から次のような報道発表がありましたとさ。

台風第4号の上陸について

気象庁は、台風第4号が本年6月11日に高知県東部(安芸市付近)に上陸したと
発表しました。しかし、その後の各種気象資料による詳細な解析の結果、この台風は
上陸前にすでに勢力が熱帯低気圧に弱まっていたことが判明しましたのでお知らせ
します。この結果、台風第4号は「日本本土への上陸台風」ではなくなりました。


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