サマータイムは健康に悪影響!!

サマータイムは省エネになるという試算もあるようですが,仮定の上に仮定を重ねても0.1%程度の“節約”にしかならず(ふつうはこれを誤差という),一方で最近では↓のような研究もあります。

かつて日本で導入したときのドタバタの一端については↓をどうぞ。

6月6日にUFOが……

明日6月6日はUFOがあっちいってこっちいって落っこちた日,あるいはお池がふたつできた日です。さらにはお池におふねをうかべたらお空に三日月のぼってた日です。明日は旧暦の五月三日,晴れていれば夕方西の空に三日月が見えることでしょう。

ドラえもん」のテレビ放送が終了してから3年になるんですね。ハグしちゃおうとかいうハイサイおじさんのパクリのような主題歌のドラえもんモドキは放送されているようですが。

モドキといえば人間モドキ(爆)

各地で雷雲大あばれ 落雷やひょう

タイトルは1967年6月6日付朝日新聞朝刊の見出しから。

1967年の今日は東日本の各地で雷が大暴れ,落雷で4人が死亡しました。また,東京都下の福生などでピンポン玉くらいの大きさの雹が降りました。

さっきの地震

気象庁 4日22時23分発表
発生日時:
 6月4日22時12分
震源:
 山形県村山地方
 北緯38.5度
 東経140.2度
 深さ10km
規模:
 M4.5
各地域の震度
 震度3
  山形県最上
  山形県村山
 震度2
  山形県庄内
 震度1
  宮城県北部
  宮城県南部
  宮城県中部
  山形県置賜
  新潟県下越
各市町村の震度
 震度3
  大蔵村
  寒河江市
  村山市
  中山町
  河北町
  西川町
  尾花沢市
 震度2
  鶴岡市
  三川町
  庄内町
  舟形町
  鮭川村
  戸沢村
  上山市
  天童市
  東根市
  山辺町
  大江町
  大石田町
 震度1
  宮城加美町
  色麻町
  栗原市
  登米市
  宮城美里町
  大崎市
  名取市
  岩沼市
  蔵王町
  大河原町
  宮城川崎町
  仙台青葉区
  石巻市
  大衡村
  酒田市
  新庄市
  最上町
  山形朝日町
  白鷹町
  村上市
  新潟中央区
この地震による津波の心配はありません。
震度を訂正する。

台風が女性名から番号に

AD1953/06/04 中央気象台,台風の名前を英語圏外国人女性名から発生順位番号に変更

敗戦後それまではカスリーン,アイオン,キティ,ジェーン,ルースなどの名前の台風が新聞紙上を賑わせていましたが(ただし,カタカナは統一されていたわけではないので,キャスリーン,キッティなどと表わされることもあった),これ以降,“台風××号”一色に染まることになります。

同時に,それまで“弱い熱帯低気圧”,“熱帯性低気圧”,“台風”の3段階だった熱帯低気圧のクラス分けが,“弱い熱帯低気圧”と“台風”の2段階に変更されました。

ちなみに,現在では“弱い熱帯低気圧”は“熱帯低気圧”に変更になり,たんに熱帯低気圧というとき,一般的な熱帯低気圧のことなのか,以前の“弱い熱帯低気圧”のことなのか,まぎらわしくなっています。σ(^^)などは以前の“弱い熱帯低気圧”を“ただの熱帯低気圧”とか“ノーブランドの熱帯低気圧”とかいっています。σ(^^)など公人でもなんでもないので,何とよぼうとσ(^^)の勝手ですが(笑)

さて,番号台風の第1号となったのは1953年の2号でした。1号でなかったのは,1号は2月にすでに発生していたからです。

1953年台風2号Judy

この台風は5月29日09時に“弱い熱帯低気圧”として発生,同日15時に台風になりました(名称変更前なので,この当時はまだ2号ではなかった。ちなみに女性名はJUDY)。その後,ルソン島に上陸,先島諸島付近を通って東シナ海に進み,6月7日09時過ぎ八代湾から九州の北西部に上陸しました。1953年6月7日付読売新聞夕刊の見出しから:

「台風第二号」熊本上陸 熱低に衰弱して東進
死者十名 山陽地方被害甚大
五名が圧死 門司で崖崩れ 筑肥線不通

この台風で,死・不明53,負傷53,家屋全壊98,同半壊103,流失98,浸水27850などの被害が出ました。

ここで上の見出しの「台風第二号」に注目。気象庁では現在でも例えば「台風第5号に関する情報」のように“台風第××号”と必ず“第”をつけていますが,マスコミではNHKを筆頭に“第”をつけていません。でも,1953年当時はこのように少なくとも新聞では“第”をつけていたのです。次第に“第”をつけなくなり,この年の9月には台風××号が定着するようになります。理由はわかりません。

女性名は日本国内では使われなくなりましたが,米国では使われ続けていて,気象庁も海外に台風情報を発信するときはこの女性名も記載していました。

ところが,台風とは比べものにならない異次元(ヤプールか(笑))の恐ろしさを持つ女性団体の圧力で,1979年の台風3号から男女名が交互に使われるようになりました。その後,2000年からはわけのわからないアジア名が使われるようになって現在に至っています。

台風5号は温帯低気圧に

本日15時,台風5号温帯低気圧に変わりました。

平成20年 台風第5号に関する情報 第29号 (位置)
平成20年6月3日15時45分 気象庁予報部発表
(見出し)
 台風第5号は温帯低気圧に変わりました。
(本文)
 台風第5号は3日15時に温帯低気圧に変わりました。
中心は日本の東の
北緯33度、東経143度にあって、
1時間におよそ45キロの速さで北東へ進んでいます。
中心の気圧は992ヘクトパスカル
最大風速は25メートルで
中心の東側950キロ以内と西側560キロ以内では
風速15メートル以上の強い風が吹いています。
 24時間後の4日15時には
日本の東の
北緯34度00分、東経150度00分を中心とする
半径190キロの円内に達する見込みです。
 なお、温帯低気圧の中心が予報円に入る確率は70%です。
これをもって台風第5号に関する情報は終了します。
なお、台風から変わった低気圧の周辺では引続き強い風が吹いています。
今後は海上警報等を利用して警戒して下さい。

昔流にいえば,“台風くずれの低気圧”です。

相国寺の七重大塔が落雷により炎上

今日の事件から――:

AD1403/06/03 相国寺の七重大塔,落雷により炎上,焼失

相国寺の七重大塔は,応永六年(1399年)に完成し,高さが109mあったといわれます。しかし,あまりの高さのために雷さまの怒りをかったのか,落雷で(戦火もあったかもしれません)短命に終わった塔です。

応永十年六月三日(ユリウス暦1403年6月22日)に落雷によって焼失,再建中の応永二十三年一月九日(ユリウス暦1416年2月7日)にも落雷で焼失,そして文明二年十月三日(ユリウス暦1470年10月26日)にみたび落雷により焼失し,以後再建されることはありませんでした。最後の焼失については「応仁記」に次のようにあり(『日本気象史料』からの孫引き),

番衆見て申けるは猿の如くなる物塔の重々に火を付けるに燒けるとぞ申ける

猿による放火という目撃談?!もあります。

ちなみに,今も古都の玄関の象徴としてそびえる高さ55mの東寺(教王護国寺)の五重塔もたびたび落雷に遭っています。『日本気象史料』にあるだけでも,886年,1055年,1270年,1337年,1389年,1436年,1439年,1563年の7回あります(見落としがあるかも)。

その他の今日の事件――:

AD1951/06/03 第18回日本ダービー東京競馬場),9戦9勝のトキノミノルが2分31秒1のダービーレコード(当時)で快勝し,無敗の二冠馬に

しかし,17日後の6月20日に破傷風による敗血症で死亡,幻の名馬とよばれています。

台風5号は本日午後には温低に変わる見込み

気象庁本日10時20分発表の台風5号に関する総合情報。

平成20年 台風第5号に関する情報 第23号
平成20年6月3日10時20分 気象庁予報部発表
(見出し)
 台風第5号は、3日9時現在、伊豆諸島南部に最も接近しています。3日
夜のはじめにかけて、伊豆諸島や東日本の太平洋側の一部では非常に強い風
を伴い大しけとなりますので警戒が必要です。
(本文)
[現況]
 台風第5号は、3日9時には八丈島の南約180キロの海上にあって、1
時間におよそ40キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は990ヘ
クトパスカル、最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルとな
っています。
[今後の予想]
 台風は、現在の勢力を保ちながら八丈島の南東海上を北東へ進み、3日午
後には関東の南東海上で温帯低気圧に変わる見込みです。
[防災事項]
<強風・高波>
 台風第5号は、3日9時現在、伊豆諸島南部に最も接近しており、伊豆諸
島南部では波の高さが6メートルを超える大しけとなっています。伊豆諸島
北部や関東地方の沿岸部でも、3日夜のはじめにかけて、海上を中心に非常
に強い風が吹き、大しけとなる所があるでしょう。
 3日夜のはじめにかけて予想される最大風速は、
 伊豆諸島     20から23メートル
 東日本の太平洋側 15から20メートル
 波の高さは
 
 伊豆諸島 7メートル
 関東地方 6メートル
  
の見込みです。
 高波や強風に、注意・警戒してください。
[補足事項]
 今後の台風情報や地元気象台が発表する注意報、警報、気象情報などに留
意して下さい。
 台風第5号に関する情報(総合情報)はこれで終了します。